【2025年版】勤怠管理システムおすすめ30社を徹底比較!企業フェーズに応じた選び方
【2025年版】勤怠管理システムおすすめ30社を徹底比較!企業フェーズに応じた選び方

勤怠管理システムは、かつてのタイムカードによる単なる労働時間の記録作業から、戦略的人事管理の中核をなす要素へと進化しました。

現代の勤怠管理システムに求められるのは、労働時間を正確に記録するだけでなく、多様化する働き方(テレワーク、フレックスタイム制など)を支援し、コンプライアンスを遵守し、人件費を最適化することです 。

この変化の背景には、働き方改革関連法をはじめとする法規制の強化があります。時間外労働の上限規制や年5日の年次有給休暇取得義務など、企業が遵守すべき項目は複雑化しており、これらを正確に管理する上でITシステムの活用は不可欠となっています。

本記事では、国内主要の勤怠管理システム30社をタイプ別を掲載、企業規模やニーズに応じた選び方や比較ポイントを解説します。

勤怠管理システムの主要な市場動向とトレンド

勤怠管理システム市場は、技術革新と社会の変化を背景に、いくつかの明確なトレンドを示しています。

  • クラウド(SaaS)モデルの圧倒的優位性:オンプレミス型からクラウドベースのSaaS(Software as a Service)モデルへと明確に移行   
  • 統合プラットフォームの台頭:給与計算や人事労務管理といった他のバックオフィス業務と統合される傾向が強い
  • 打刻方法の多様化:従来のICカードや生体認証に加え、PCやスマートフォンのGPS機能を利用した打刻、さらにはLINEやSlackといったビジネスチャットツールからの打刻にも対応するシステムが増加

第一に、市場の成長は単なる技術トレンドではなく、規制の複雑化への直接的な対応であるという点です。クラウドシステムは、法改正への迅速なアップデートをベンダー側で行うため、企業は「コンプライアンス・アズ・ア・サービス」として、法務リスク管理の一部をアウトソースしていると捉えることができます 。これは、システム選定において、機能だけでなく、ベンダーの法改正への対応実績やコミットメントを評価することの重要性を示唆しています。

第二に、低価格または無料プランの普及は、これまで大企業のみが享受できた高度なHRテクノロジーへのアクセスを民主化した点です 。これにより、中小企業でも高水準のコンプライアンス遵守と業務効率化を実現できるようになりました。一方で、無料プランには機能やサポート、データ保存期間などに制限がある場合が多く、事業の成長に伴う有料プランへの移行を前提とした慎重な評価が求められます。

勤怠管理システム主要おすすめ30社の比較詳細

国内の主要な勤怠管理システム30社について個別に詳細を分析。各サービスの特徴を深く理解していきます。

サービス名

初期費用

月額費用
ユーザー

無料
プラン

企業
規模

主な打刻方法

サポート
体制

一言コメント

ジョブカン勤怠管理

0円

200円〜/機能

あり(機能制限)

小〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体, Chat

電話, メール, Chat

必要な機能だけを選べる柔軟性が魅力。企業の成長に合わせて拡張可能。

KING OF TIME

0円

300円

なし

小〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体, Chat

電話, メール, Chat

全機能込みのワンプライス。圧倒的な実績とコストパフォーマンスを誇る市場リーダー。

タッチオンタイム

0円

300円

なし

小〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体

電話, メール, Chat

実利用課金制で無駄がない。手厚い電話サポートも高評価。

マネーフォワード クラウド勤怠

要問い合わせ

2,480円〜/月(法人50名以下)

なし

小〜大規模

PC, スマホ, IC

メール, Chat

マネーフォワードシリーズとの連携が強力。バックオフィス全体のDXに最適。

HRMOS勤怠

0円

100円〜

あり(30名まで)

小〜中規模

PC, スマホ, IC, Chat

メール(有料)

30名まで無料。スタートアップや小規模事業者の第一候補。

ジンジャー勤怠

要問い合わせ

400円〜

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC, 顔認証

電話, メール

人事データベースを核とした統合管理。人事領域全体のデータ活用を目指す企業向け。

freee勤怠管理Plus

0円

300円

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, 生体

メール, Chat

freee人事労務との連携が前提。勤怠から会計まで一気通貫で管理可能。

レコル (RecoRu)

0円

100円

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, 生体, Chat

電話, メール

業界最安値水準。低コストながら労務管理機能も充実。

CLOUZA

0円

200円

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, QR

電話, メール

アマノグループの信頼性。シンプル機能と実利用課金制が特徴。

AKASHI

0円

200円〜

なし

小〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体, Chat

電話, メール

使いやすさで高評価。企業の成長に合わせてプランを選択できる拡張性。

楽楽勤怠

100,000円〜

30,000円〜/月

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC

電話, メール

専任担当による手厚いサポートが強み。システム導入に不安がある企業に最適。

キンタイミライ

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

大規模

PC, スマホ, IC, QR, 生体

専任担当

圧倒的なカスタマイズ性。複雑な就業規則を持つ大企業の最後の砦。

COMPANY

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

大規模

PC, スマホ, IC, 入退館連携

専任担当

大手向け統合人事システム。勤怠から人事・給与までを網羅。

TimePro-VG

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体, PCログ

電話, メール, SE

労務リスク管理に特化。コンプライアンス遵守を徹底したい企業向け。

リシテア/就業管理クラウドサービス

要問い合わせ

350円〜

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC, GPS, PCログ

専任担当

日立グループの信頼性。HRダッシュボードによるデータ分析機能が強力。

WiMS/SaaS 勤務管理システム

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

大規模

PC, スマホ, IC

専任担当

企業の要望に合わせて設計するSaaS。工数管理やグローバル対応に強み。

TeamSpirit

要問い合わせ

600円〜

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC, QR, Chat

電話, メール

勤怠・工数・経費を統合。従業員の生産性向上を目指す企業に最適。

CYBER XEED就業

要問い合わせ

380円〜

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体

電話, SE

専任SEが設定を代行。複雑な要件でも安心して導入可能。

TimeWorks

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

中〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体, QR

電話, メール

40,000パターンのシフト登録が可能。複雑なシフト管理に特化。

ShiftMAX

500,000円〜

300円〜

なし

大規模

PC, スマホ, IC, 生体

電話, メール, SE

管理画面にExcelを採用。既存の運用フローを活かしたい企業向け。

kincone

0円

200円

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, Chat

メール

勤怠と交通費を同時管理。外勤の多い営業組織などに最適。

スマレジ・タイムカード

0円

0円〜

あり(10名まで)

小〜中規模

PC, スマホ, 顔認証

電話, メール, Chat

POSレジ連携が強み。小売・飲食など店舗ビジネスに特化。

MINAGINE勤怠管理

0円〜

30,000円〜/月(30名まで)

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, PCログ

電話, メール

PCログ取得で客観的な労働時間を管理。厳格なコンプライアンス対応。

TimeBiz

要問い合わせ

14,300円〜/月(200名まで)

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, GPS

電話, メール

グループウェア機能が標準搭載。勤怠管理と情報共有をまとめて導入。

e-就業OasiS

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

小〜大規模

PC, スマホ, 顔認証

電話, メール

手厚い導入サポートと柔軟なカスタマイズ性が魅力。

クロノスPerformance

336,000円〜

66,000円〜/年

なし

小〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体

電話, メール

パッケージ版とクラウド版を選択可能。詳細な設定と分析機能が強み。

ガルフCSM勤怠管理

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

中〜大規模

PC, スマホ, 生体

24/365電話

流通・飲食業に特化。店舗運営支援機能や従業員ポイント制度がユニーク。

使えるくらうど勤怠管理for建設業

要問い合わせ

要問い合わせ

なし

小〜中規模

PC, スマホ, IC, GPS

電話, メール

建設業特化。日報入力で勤怠と労務費を同時管理。

ちゃっかり勤太くん

0円〜

200円〜

なし

小〜大規模

PC, スマホ, IC, 生体, 顔認証

電話, メール

多店舗運営に強み。サーマルカメラ連携などユニークな機能。

Shachihata Cloud 勤怠管理

0円

27.5円〜(Lightプラン)

なし

小規模

PC, スマホ, QR

メール

電子印鑑サービスのオプション。圧倒的な低価格でシンプルな勤怠管理を実現。

ジョブカン勤怠管理

ジョブカン勤怠管理のキャプション

株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン」シリーズの中核をなす勤怠管理システムです。シリーズ累計導入実績25万社以上を誇り、幅広い業種・規模の企業に利用されています。最大の特徴は、必要な機能だけを自由に組み合わせて利用できる柔軟な料金体系です。

公式サイト:https://jobcan.ne.jp/

機能性

「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」の4つの主要機能群から、自社のニーズに合わせて必要なものだけを選択して契約できます。打刻方法は非常に多彩で、PC・スマホ(GPS対応)、ICカード、指静脈認証、顔認証に加え、LINEやSlackからの打刻にも対応しており、多様な働き方に柔軟に対応します。変形労働時間制、フレックスタイム制、裁量労働制など、あらゆる勤務形態に細かく設定可能です。

価格

初期費用は無料です。月額料金は選択する機能数に応じて変動し、1機能あたり月額220円(税込)から利用できます。例えば、「出勤管理」と「休暇・申請管理」の2機能を利用する場合、1ユーザーあたり月額440円(税込)となります。最低利用料金は2,200円(税込)です。機能制限付きの無料プランも提供されています。

対象企業

5名程度の小規模事業者から10,000名以上の大企業まで、あらゆる規模に対応可能です。特に、必要な機能が明確で、無駄なコストを抑えたい中小企業や、成長に合わせて段階的に機能を追加していきたいベンチャー企業に適しています。

利便性

UIはシンプルで直感的と評価されており、初めて勤怠管理システムを導入する企業でもスムーズに運用を開始できます。サポート体制も充実しており、電話・メール・チャットによる無料サポートが提供されます。有料で初期設定の代行サービスも利用可能です。導入実績は25万社以上と市場での信頼は厚く、コストパフォーマンスと機能の拡張性を両立したサービスと言えます。

KING OF TIME

KING OF TIMEのキャプション

株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する、クラウド勤怠管理システム市場でシェアNo.1を誇るサービスです。導入企業数は64,000社、利用者数は410万人を突破しており、圧倒的な実績と信頼性が特徴です。

公式サイト:https://www.kingoftime.jp/

機能性

勤怠管理に必要なあらゆる機能が標準搭載されています。残業管理、シフト管理、休暇管理、各種申請・承認ワークフローはもちろん、人事労務、給与計算機能まで追加料金なしで利用できます。打刻方法は業界最大級で、PC・スマホ(GPS)、ICカード、指紋・静脈・顔認証、さらにはLINE、Slack、Teams連携など、あらゆる就業環境に対応可能です。変形労働時間制やフレックスタイム制への対応、英語表示や海外拠点での利用も標準機能でカバーしています。

価格

初期費用は0円。月額料金は1ユーザーあたり330円(税込)の完全ワンプライス制です。最低利用人数や基本料金はなく、登録人数に応じた従量課金制のため、コストが非常に明瞭です。全ての機能が追加料金なしで利用できるため、コストパフォーマンスは極めて高いと言えます。

対象企業

数名の小規模事業者から数千名規模の大企業まで、業種・規模を問わず幅広く対応しています。特に、豊富な機能を低コストで利用したい中小企業や、複雑な就業規則を持つ中堅企業にとって最適な選択肢の一つです。

利便性

UIはシンプルで分かりやすく、PC操作が苦手な従業員でもスムーズに利用を開始できると評価されています。サポート体制が手厚いことも特徴で、無料のチャット・メール・電話サポート(予約制)に加え、画面共有によるサポートも提供しています。導入実績は市場No.1であり、システムの安定性や信頼性は非常に高いです。コストを抑えつつ、高機能で安心感のあるシステムを求める企業にとって、最も有力な候補となるサービスです。

タッチオンタイム (Touch On Time)

タッチオンタイムのキャプション

株式会社デジジャパンが提供するクラウド勤怠管理システムです。KING OF TIMEと並び、市場シェアNo.1を争うサービスで、利用者数は390万人を突破しています。特に、実際に打刻した人数分だけ課金される従量課金制が特徴です。

公式サイト:https://www.kintaisystem.com/

機能性

勤怠管理、残業集計、スケジュール・シフト管理、有給休暇管理、各種申請・承認ワークフローなど、勤怠管理に必要な機能は全て標準搭載されています。打刻方法は、PC・スマホ(GPS対応)のほか、指紋認証やICカードに対応した専用打刻機「タッチオンタイムレコーダー」や、タブレットを顔認証端末として利用できる「Facee」など、ハードウェアの選択肢が豊富です。

価格

初期費用は無料で、月額料金は1ユーザーあたり330円(税込)です。最大の特徴は、登録人数ではなく「その月に1回でも打刻した人数」で課金される従量課金制である点です。これにより、アルバイトやパートなど従業員の入れ替わりが激しい業種でも、無駄なコストを発生させることなく運用できます。最低利用人数や契約期間の縛りもありません。

対象企業

導入社数62,000社以上と、あらゆる業種・規模の企業に導入されています。特に、飲食業や小売業、サービス業など、月によって稼働する従業員数が変動しやすい企業にとって、コストメリットが非常に大きいです。

利便性

UIは分かりやすく、従業員も管理者も直感的に操作できると評価されています。サポート体制の評価が非常に高く、追加料金なしで利用できる電話サポートは応答率96%を誇ります。導入継続率も99.7%と高く、顧客満足度の高さがうかがえます。コストの柔軟性と手厚いサポートを重視する企業、特に非正規雇用の従業員が多い企業にとって最適な選択肢です。

マネーフォワード クラウド勤怠

マネーフォワード クラウド勤怠のキャプション

株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド」シリーズの一つです。会計ソフトで高いシェアを誇る同社の強みを活かし、勤怠データと給与計算、会計システムとのシームレスな連携を実現します。

公式サイト:https://biz.moneyforward.com/attendance/

機能性

打刻(PC、スマホ、ICカード)、自動集計、シフト管理、有給休暇管理といった基本機能に加え、働き方改革関連法に対応した時間外労働の上限管理やアラート機能が充実しています。最大の特徴は、同社の「マネーフォワード クラウド給与」や「マネーフォワード クラウド会計」との強力な連携機能です。確定した勤怠データを1クリックで給与計算システムに連携でき、バックオフィス業務全体の大幅な効率化が可能です。

価格

初期費用に関する記載はありません。月額料金は企業の規模に応じたプランが用意されています。50名以下の法人向けプランは、年払いで月額2,480円(税抜)から、月払いで月額3,980円(税抜)からです。51名以上の場合は個別見積もりとなります。勤怠管理単体ではなく、会計や給与などを含むパッケージプランでの契約が基本となります。

対象企業

個人事業主から中小企業、大企業まで幅広く対応しています。特に、既にマネーフォワード クラウドの他サービスを利用している、あるいはこれからバックオフィス業務全体のDX化を目指す企業にとって、導入メリットが最も大きくなります。

利便性

UIは分かりやすいと評価されており、導入企業からは打刻エラーが減少したとの声も上がっています。メール・チャットによる無料サポートが提供されており、サポート満足度は96.6%と高い評価を得ています。導入実績はシリーズ全体で19万事業者以上。勤怠管理を単体の業務としてではなく、バックオフィス全体の最適化という視点で捉える企業にとって、非常に強力な選択肢となります。

HRMOS勤怠

HRMOS勤怠のキャプション

株式会社ビズリーチが提供するクラウド勤怠管理システムです。旧IEYASU。最大の特徴は、30名以下であれば主要な機能を無料で利用できる点であり、スタートアップや小規模事業者から絶大な支持を得ています。

公式サイト:https://hrmos.co/kintai/

機能性

無料プランでも、PC・スマホ・ICカード・Slack・LINEなど多彩な打刻方法、日次・月次の勤怠データ集計、CSV出力、勤怠レポートといった基本機能を網羅しています。さらに、Web給与明細や年末調整申告機能も無料で利用可能です。有料プランに移行すると、有給休暇の時間単位管理や届出申請ワークフロー、データ保存期間の無制限化などの機能が解放されます。

価格

初期費用は無料です。利用人数が30名以下の場合は、広告表示などの一部機能制限があるものの、無料で利用し続けることができます。31名以上で利用する場合の有料プランは、1ユーザーあたり月額110円(税込)からと、業界でも最安値水準の価格設定です。有給管理やシフト管理などのオプション機能は別途料金がかかります。

対象企業

主に30名以下の小規模事業者やスタートアップがメインターゲットです。コストをかけずに勤怠管理のDX化を始めたい企業にとって、最適な入門システムと言えます。有料プランも安価なため、成長過程にある中小企業にも適しています。

利便性

UIはシンプルで使いやすく、ITツールに不慣れな従業員でも直感的に操作可能です。サポートは、マニュアルやFAQ、オンライン質問会などが無料で提供されていますが、専門家による導入サポートやメールサポートは有償となります。導入実績は累計10万社以上と、無料プランを起点に多くのユーザーを獲得しています。圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、まずは無料で勤怠管理を始めたいと考える企業にとって、第一候補となるサービスです。

ジンジャー勤怠(jinjer勤怠)

ジンジャー勤怠のキャプション

jinjer株式会社が提供するクラウド型人事労務システム「ジンジャー」シリーズの勤怠管理モジュールです。人事情報を一元管理するデータベースを核としており、勤怠、給与、人事管理、経費精算などのデータをシームレスに連携できるのが特徴です。

公式サイト:https://hcm-jinjer.com/kintai/

機能性

PC、スマホ(GPS)、ICカード、顔認証など多様な打刻方法に対応しています。シフト管理、有給管理、予実管理、アラート機能など、勤怠管理に必要な機能を網羅しています。最大の特徴は、ジンジャーシリーズ共通のデータベースです。従業員情報などを一度登録すれば、勤怠管理から給与計算、人事評価まで、情報がリアルタイムで自動反映されるため、データ管理の手間を大幅に削減できます。

価格

初期費用に関する記載はありません。月額料金は、利用する機能と人数に応じて変動し、1ユーザーあたり月額400円(税抜)からとなっています。勤怠管理だけでなく、他のジンジャーシリーズと組み合わせて導入することで、ボリュームディスカウントが適用される可能性があります。

対象企業

導入事例を見ると、100名以下の企業から1,000名以上の大企業まで、幅広い規模で導入されています。特に、勤怠管理だけでなく、人事労務領域全体のDX化を推進し、データの一元管理による業務効率化を目指す企業に適しています。

利便性

UIは直感的で、誰でも簡単に使えるように設計されています。スマートフォンアプリも提供されており、外出先からでも打刻や各種申請が可能です。導入から運用まで、専任の担当者によるサポート体制が整っています。シリーズ累計の導入社数は18,000社以上。人事労務データの分断に課題を感じ、一元的なプラットフォームで管理を効率化したい企業にとって、有力な選択肢となります。

freee勤怠管理Plus

freee勤怠管理Plusのキャプション

フリー株式会社が提供する「freee」シリーズの勤怠管理システムです。会計ソフトで有名な同社の強みを活かし、勤怠管理から給与計算、会計処理までをワンストップで効率化することを目指しています。

公式サイト:https://www.freee.co.jp/time-tracking-plus/

機能性

PC・スマホ・アプリ、ICカード、指紋・静脈認証など多様な打刻に対応し、GPSによる位置情報取得も可能です。シフト作成、各種申請・承認のワークフロー、リアルタイムでの勤怠状況確認、アラート機能など、勤怠管理に必要な機能を網羅しています。最大の特徴は「freee人事労務」との強力な連携です。勤怠データを自動で取り込み、割増賃金や社会保険料などを自動計算し、給与確定から振込までをスムーズに行えます。

価格

初期費用は0円です。月額料金は1ユーザーあたり300円(税抜)のシンプルな料金体系です。freee人事労務とセットで利用することが前提のサービスです。

対象企業

主に中小企業がターゲットです。特に、既にfreee会計やfreee人事労務を利用している企業、またはこれからバックオフィス業務全体をfreeeで統一しようと考えている企業にとって、最も親和性が高く、導入効果を最大化できます。

利便性

UIはシンプルで直感的に操作できると評価されています。導入時には専任担当者によるアドバイザリーサポートがあり、導入後もチャットやメールでのサポートが提供されます。Webマニュアルやオンラインセミナーなどの習熟コンテンツも充実しています。バックオフィス業務の効率化を最優先し、勤怠から会計までを一気通貫で管理したい企業にとって、非常に魅力的なソリューションです。

レコル (RecoRu)

レコルのキャプション

中央システム株式会社が提供する、シンプルさと低価格を追求したクラウド勤怠管理システムです。直感的なUIと充実した機能で高い顧客満足度を誇ります。

公式サイト:https://www.recoru.in/

機能性

月額100円という低価格ながら、ICカード、生体認証、スマホGPS、PC、Slack打刻など豊富な打刻方法に対応しています。有給休暇管理、申請・承認ワークフロー、36協定管理といった労務管理機能も標準で搭載されており、追加料金なしで利用できます。給与計算ソフトとのAPI・CSV連携も可能です。

価格

初期費用、運用・サポート費用はすべて0円です。月額料金は1ユーザーあたり110円(税込)のワンプライス制です。最低利用料金が3,300円(税込)/月(30名未満の場合)に設定されています。

対象企業

中小企業を中心に4,300社以上で導入されています。特に、コストを抑えつつも、法令遵守に必要な基本機能はしっかりと備えたいと考える企業に適しています。

利便性

「誰でも迷わず使える直感的なUI」を掲げており、ITツールが苦手な従業員でも簡単に利用できると評価されています。無料でありながらメールサポートと予約制の電話サポートが利用できるなど、サポート体制も充実しています。導入のしやすさ、管理のしやすさ、サポート品質などで高い評価を得ており、コストパフォーマンスを最重視する企業にとって、非常に有力な選択肢です。

CLOUZA (クラウザ)

CLOUZAのキャプション

タイムレコーダーの専門メーカーであるアマノ株式会社のグループ会社、アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供するクラウド勤怠管理システムです。長年の実績とノウハウを活かした、シンプルで信頼性の高いサービスです。

公式サイト:https://clouza.jp/

機能性

「打刻・確認・出力」という基本機能に絞ったシンプルな設計が特徴です。PC、スマホ、タブレットからのWeb打刻のほか、交通系ICカードやQRコードでの打刻にも対応しています。オプションで、年次有給休暇管理や申請承認ワークフロー機能を追加することも可能です。主要な給与計算ソフトとのデータ連携にも対応しています。

価格

初期費用・基本料金は0円です。月額料金は、その月に打刻した人数×220円(税込)という従量課金制(500名まで)を採用しています。これにより、繁閑差の大きい業種でも無駄なコストを抑えられます。

対象企業

主に中小企業をターゲットとしています。初めて勤怠管理システムを導入する企業や、複雑な機能は不要で、シンプルに打刻と集計をデジタル化したい企業に最適です。

利便性

UIは非常にシンプルで分かりやすく、従業員への教育コストをかけずに導入できます。アマノグループならではの安心感と、電話でのサポート窓口が用意されている点も魅力です。30日間の無料トライアルがあり、導入前に使い勝手をじっくり試すことができます。信頼性とシンプルさを求める企業にとって、堅実な選択肢となります。

AKASHI

AKASHIのキャプション

ソニーグループのソニービズネットワークス株式会社が提供するクラウド勤怠管理システムです。直感的なデザインと、15年以上の運用ノウハウに裏打ちされた安定性が特徴です。

公式サイト:https://ak4.jp/

機能性

ICカード、Web、スマホアプリ、生体認証、Slack・Chatwork連携など、豊富な打刻方法に対応しています。機能に応じて3つのプランが用意されており、「タイムレコーダープラン」は打刻と集計、「スタンダードプラン」は各種申請・承認機能、「プレミアムプラン」はシフト管理や工数管理、テレワーク管理機能が利用できます。

価格

初期費用は無料です。月額料金はプランに応じて異なり、1ユーザーあたり「タイムレコーダープラン」が220円(税込)、「スタンダードプラン」が330円(税込)、「プレミアムプラン」が440円(税込)です。それぞれ10名分の最低利用料金が設定されています。

対象企業

少人数から大企業まで、あらゆる業種・規模の企業で利用されています。企業の成長フェーズに合わせてプランをアップグレードできるため、特に成長中のベンチャー企業や中小企業に適しています。

利便性

「使いやすさNo.1」との評価を得ており、直感的で分かりやすいUIが強みです。電話での問い合わせが可能なコンタクトセンターが設置されており、サポート体制も整っています。30日間の無料トライアルで、全ての機能を試すことができます。使いやすさと拡張性を両立させたい企業におすすめのバランスの取れたシステムです。

楽楽勤怠

楽楽勤怠のキャプション

株式会社ラクスが提供する「楽楽」シリーズのクラウド型勤怠管理システムです。シリーズ累計導入社数95,000社以上の実績とノウハウを活かした、手厚いサポート体制が特徴です。

公式サイト:https://www.rakurakukintai.jp/

機能性

PC、スマホ、ICカードなど多様な打刻方法に対応し、GPSによる位置情報取得も可能です。休暇・残業の申請承認、勤務時間の自動集計、有給休暇管理、残業管理、工数管理、シフト管理など、勤怠管理に必要な機能を幅広く搭載しています。ダッシュボード機能で従業員の勤怠データを可視化し、リアルタイムでの状況把握が可能です。

価格

初期費用は別途必要です。月額料金は33,000円(税込)からで、利用ユーザー数に応じて変動します。月額料金にはシステム利用料、サポート料、バージョンアップ費用などが全て含まれています。

対象企業

主に中堅・中小企業をターゲットとしています。特に、初めてシステムを導入するにあたり、手厚いサポートを重視する企業に適しています。

利便性

UIはシンプルで直感的に操作できるデザインです。最大の強みはサポート体制で、専任のサポート担当が導入から運用までを支援し、企業ごとの最適な運用方法を提案してくれます。導入企業の多くがサポートの手厚さを評価しており、システム導入に不安がある企業でも安心して利用できます。

キンタイミライ (Kintaimirai)

キンタイミライのキャプション

株式会社ネオレックスが提供する、大規模法人向けのクラウド勤怠管理システムです(旧:バイバイ タイムカード)。従業員数3,000人以上の大企業市場で11年連続シェアNo.1の実績を誇り、高いカスタマイズ性が特徴です。

公式サイト:https://kintaimirai.jp/

機能性

QRコード、iPhone(GPS)、指静脈認証、PC、ICカードなど多様な打刻方法に対応しています。最大の特徴は、企業固有の複雑な就業規則や手当に柔軟に対応できる驚異的なカスタマイズ性です。「雨の日手当」「外国人留学生の週28時間管理」「社食・お弁当管理」といった、他社では対応が難しい特殊な要件も実現可能です。

価格

料金体系は初期費用と月額費用の組み合わせで、機能数や従業員数、カスタマイズの度合いによって変動します。公式サイトでは具体的な価格は公開されておらず、個別見積もりとなります。

対象企業

従業員数1,000名以上の大企業がメインターゲットです。特に、ホテル、物流、小売、飲食など、複雑なシフトや独自の就業規則を持つ業界での導入実績が豊富です。

利便性

iPad打刻は「銀行のATMのような誰でも使える操作感」を目指しており、現場の従業員が使いやすいUI/UXを提供しています。導入時には専任のコンサルタントがつき、ヒアリングから要件定義、プロトタイプ開発、導入後のフォローまで一貫してサポートする手厚い体制が強みです。標準機能では対応できない複雑な勤怠管理を実現したい大企業にとって、最も信頼できる選択肢の一つです。

COMPANY

COMPANYのキャプション

株式会社Works Human Intelligenceが提供する、大手企業向け統合人事システム(HRMS)です。勤怠管理だけでなく、人事管理、給与計算、ID管理など、人事に関するあらゆる業務を網羅できるプラットフォームです。

公式サイト:https://www.works-hi.co.jp/

機能性

大企業の複雑な要件に対応するため、非常に幅広い機能を標準で搭載しています。ICカード、Web、モバイル打刻、入退館システム連携など多様な打刻方法に対応。特殊なシフト管理、複雑な休暇制度、グループ会社ごとに異なる就業規則にも一つのシステムで対応可能です。勤怠ダッシュボード機能により、従業員の勤務状況を直感的に把握し、長時間労働の兆候などを早期に発見できます。

価格

価格は公開されておらず、個別見積もりとなります。追加機能や法改正対応に追加費用が発生しない「ノーカスタマイズ」と「無償バージョンアップ」のコンセプトを掲げており、長期的なTCOを抑えられる点が特徴です。

対象企業

国内の大手法人グループの約3社に1社が利用しており、従業員数10,000名を超えるような大企業が主なターゲットです。

利便性

多機能であるがゆえに設定は複雑ですが、一度設定すれば、大企業の多様な人事制度や業務フローに柔軟に対応できます。モバイルアプリのようなUIで、スマートフォンからの休暇申請などもスムーズに行えます。導入後のサポートも手厚く、ユーザーコミュニティなどを通じて運用ノウハウを共有できる仕組みもあります。グループ全体の勤怠管理を標準化し、ガバナンスを強化したい大企業向けの最高峰システムです。

TimePro-VG

TimePro-VGのキャプション

勤怠管理のパイオニアであるアマノ株式会社が提供する、中堅〜大企業向けの就業管理システムです。クラウド版とオンプレミス版の両方を提供しており、企業のIT方針に合わせて選択できます。

公式サイト:https://www.amano.co.jp/

機能性

労務リスク対策に強みを持ち、時間外労働の上限規制や有給休暇の取得義務違反などを自動で検知し、アラート通知する機能が充実しています。PCログとの連携やドアセキュリティ連携など、客観的な記録に基づいた労働時間管理が可能です。変形労働時間制やフレックスタイム制、テレワークなど多様な働き方にも標準機能で柔軟に対応します。

価格

価格は公開されておらず、個別見積もりとなります。企業の要件に合わせて複数のプランが用意されています。

対象企業

主に中堅企業から大企業をターゲットとしています。特に、コンプライアンス遵守を徹底し、労務リスクを未然に防止したいと考える企業に適しています。

利便性

管理画面はExcelライクな操作性を実現しており、データのコピー&ペーストなどが直感的に行えます。トップ画面には「やるべきこと」が通知され、それに従って処理を進めるだけで勤怠管理が完了するため、担当者の負担を軽減します。導入時には専門のSEがコンサルティングから設定、操作指導までを行い、導入後も全国の拠点から手厚いサポートを受けられます。90年以上の歴史を持つアマノの信頼性と専門性の高いサポートが最大の強みです。

リシテア/就業管理クラウドサービス

リシテア/就業管理クラウドサービスのキャプション

株式会社日立ソリューションズが提供する人事総合ソリューション「リシテア」シリーズのクラウド型勤怠管理サービスです。大企業を中心に豊富な導入実績を持つパッケージ版をベースにしており、高い信頼性と機能性を誇ります。

公式サイト:https://www.hitachi-solutions.co.jp/lysithea_job/​​​​​​​

機能性

PC・モバイル打刻、GPS、ICカード、入退館記録連携など豊富な打刻方法に対応しています。PCのログオン・ログオフ時刻を始業・終業時刻として登録することも可能です。長時間残業者へのアラート機能や、HRダッシュボードによる勤怠データの可視化・分析機能に優れています。外国語表示にも標準で対応しています。

価格

価格は利用人数や構成によって変動します。一例として、300名で利用した場合の月額料金は1ユーザーあたり385円(税込)からとされています。100名規模で初期費用2,000,000円から、月額450円/名からといった見積もり例もあります。

対象企業

主に中堅企業から大企業をターゲットとしています。特に、グループ会社全体の勤怠管理を一元化したい企業や、詳細なデータ分析を通じて働き方改革を推進したい企業に適しています。

利便性

豊富なパラメータ設定により、企業の多様な就業規則に柔軟に対応可能です。法改正にも自動でアップデートされるため、安心して利用し続けられます。日立グループが提供する高セキュリティなクラウド環境で運用されており、安全性も確保されています。大企業での豊富な導入実績に裏打ちされた、信頼性の高いシステムです。

WiMS/SaaS 勤務管理システム

WiMS/SaaS 勤務管理システムのキャプション

株式会社ソリューション・アンド・テクノロジーが提供する、中堅・大企業向けのSaaS型勤務管理システムです。企業の要望に合わせてサービス内容をデザインする「SaaS Design方式」を採用しています。

​​​​​​​公式サイト:https://wims-saas.solty.co.jp/products/kintai.html​​​​​​​

機能性

出退勤管理、勤務表承認、勤務時間管理といった基本機能に加え、プロジェクト工数管理や分析機能が充実しています。従業員の勤務状況をグラフで可視化し、レポート作成の手間を省きます。フレックスタイム制や変形労働時間制など、多様な勤務パターンにノンプログラミングで対応可能です。PCログ連携や位置情報管理オプションもあります。

価格

価格は公開されておらず、個別見積もりとなります。

対象企業

従業員規模1,000人以上の大企業を主なターゲットとしています。グローバル展開している企業や、グループ会社を多く持つ企業にも適しています。

利便性

従業員自身が勤務計画を立て、実績を管理するセルフマネジメントを促進する設計になっています。トップ画面にはToDoやアラートが表示され、月の途中でも自身の労働時間をグラフで確認できます。多言語対応も可能で、グローバルな人材活用を支援します。企業の個別の要件に寄り添ったシステム構築が可能な、柔軟性の高いサービスです。

TeamSpirit

TeamSpiritのキャプション

株式会社チームスピリットが提供する、働き方改革プラットフォームです。勤怠管理だけでなく、工数管理、経費精算、電子稟議、社内SNSなどを一つのプラットフォームに統合しているのが最大の特徴です。

公式サイト:https://www.teamspirit.com/​​​​​​​

機能性

PC、スマホアプリ、ICカード、QRコード、チャットツールなど多彩な打刻方法に対応しています。勤怠管理と工数管理が一体化しており、一度の入力で両方のデータを記録できるため、従業員の負担を軽減し、正確なプロジェクト原価管理を実現します。フレックスタイム制や裁量労働制など、複雑な勤務体系にも柔軟に対応します。

価格

価格は公開されていませんが、月額料金は1ユーザーあたり660円(税込)からという情報があります。詳細な料金プランは個別見積もりとなります。

対象企業

大手優良企業から成長中のベンチャー企業まで、幅広い規模の企業で導入されています。特に、従業員の生産性向上や、プロジェクト単位での収益管理を重視する企業に適しています。

利便性

複数の業務がワンストップで行えるため、従業員は複数のシステムにログインする必要がありません。UIはシンプルで、スマートフォンアプリからも全ての機能が利用できます。Salesforceプラットフォーム上で構築されていますが、Salesforceの契約は不要です。有償のサポートプランも用意されており、手厚い導入支援が受けられます。勤怠管理を起点に、従業員の活動データを統合・分析し、生産性向上につなげたい企業にとって最適なソリューションです。

CYBER XEED就業

CYBER XEED就業のキャプション

アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供する、中堅・大企業向けのクラウド勤怠管理システムです。20年以上のサービス提供実績があり、専任のSEが企業の就業規則に合わせてシステムを設定する「メーカー設定型」が特徴です。

公式サイト:https://www.i-abs.co.jp/product/workmanagement/​​​​​​​

機能性

勤怠管理、給与、人事の情報を一元管理できる統合型システムです。Web、スマホ、ICカード、指静脈認証など多様な打刻方法に対応。豊富なアラート機能や柔軟なワークフロー設定により、複雑な就業規則にも対応します。セキュリティも強固で、ISMS認証を取得し、遠隔地にバックアップセンターを設置しています。

価格

月額費用は1ユーザーあたり418円(税込)からで、最低利用人数の設定はありません。初期設定はSEが行うため、別途初期費用が発生します。

対象企業

主に500名〜2,000名規模の中堅・大企業をターゲットとしています。自社で複雑なシステム設定を行うリソースがない、あるいは手厚いサポートを求める企業に適しています。

利便性

管理画面はExcelライクな操作感で、直感的に利用できます。導入から運用まで専任の担当者が一貫してサポートするため、システム導入に関する不安を解消できます。自社の運用に完全にフィットしたシステムを、専門家のサポートのもとで構築したい企業にとって、非常に信頼性の高い選択肢です。

TimeWorks

TimeWorksのキャプション

京葉システム株式会社が提供する就業管理システムです。クラウド型とオンプレミス型の両方を提供し、人事情報を核とした統合管理が可能です。

公式サイト:https://www.keiyo-system.co.jp/personnel02/personnel4-1​​​​​​​

機能性

最大40,000パターンの勤務シフト登録が可能で、複雑なシフト管理に強みを持ちます。多様な勤務体系に対応し、時間項目や回数項目を自由に設定できるため、企業独自の集計ルールにも柔軟に対応できます。人事異動や組織変更を事前に登録できる機能もあり、管理者の負担を軽減します。

価格

価格は公開されておらず、個別見積もりとなります。

対象企業

導入実績は250名から45,000名規模までと幅広く、特に複雑なシフト管理や独自の集計ルールを持つ中堅・大企業に適しています。

利便性

iPadを利用した申請・承認画面など、直感的な操作性を追求しています。カスタマイズ不要で複雑な就業規則に対応できる豊富な設定項目が特徴で、法改正や就業規則の変更にも迅速に対応可能です。人事・給与システムとのシームレスな連携により、バックオフィス業務全体の効率化に貢献します。

ShiftMAX

ShiftMAXのキャプション

KYODOU株式会社が提供する、プライベートクラウド型の勤怠管理システムです。クラウドの利便性とオンプレミスのセキュリティ・独立性を両立させているのが特徴です。

公式サイト:https://shiftmax.co.jp/​​​​​​​

機能性

最大の特徴は、管理画面に使い慣れたExcelを採用している点です。リアルタイムの勤怠情報をExcel上で管理・集計でき、既存のExcel帳票をそのまま活用することも可能です。ICカード、指静脈認証、モバイル打刻など多彩な打刻方法に対応し、警備業や建設業など、業界に特化した機能も提供しています。

価格

初期費用は550,000円(税込)から、月額料金は1ユーザーあたり330円(税込)からとなっています。

対象企業

従業員数1,000名以上で、部門ごとに異なる複雑な勤務形態を持つ大企業に最適です。特に、Excelベースの運用からの移行をスムーズに行いたい企業に適しています。

利便性

現場の従業員や管理者が使い慣れたExcelで操作できるため、導入時の教育コストや抵抗感を最小限に抑えられます。導入前にはエンジニアが直接ヒアリングを行い、企業ごとの要件に合わせた設定を行うなど、手厚いサポート体制も強みです。Excelの柔軟性とクラウドの一元管理を両立させたい企業にとって、ユニークで強力な選択肢です。

kincone (キンコン)

kinconeのキャプション

株式会社ソウルウェアが提供する、勤怠管理と交通費精算を同時に行えるクラウドサービスです。シンプルな機能と低コストが特徴で、中小企業を中心に支持されています。

公式サイト:https://www.kincone.com/​​​​​​​

機能性

交通系ICカードをリーダーにかざすだけで、勤怠打刻と交通費データの読み取りを同時に完了できるのが最大の特徴です。これにより、交通費精算の手間を大幅に削減できます。SlackやChatworkなどのビジネスチャットツールからの打刻も可能です。アラート機能やGPSによる位置情報記録など、基本的な勤怠管理機能も備えています。

価格

初期費用は0円。月額料金は1ユーザーあたり220円(税込)です。最低利用人数は5名からとなっています。

対象企業

主に中小企業がターゲットです。特に、営業職など移動が多く、交通費精算業務に課題を抱えている企業に最適です。

利便性

UIは直感的でシンプルに設計されており、ITツールに不慣れな従業員でも簡単に利用できます。初期設定もナビゲーションに従うだけで完了するため、導入が非常にスムーズです。最大2ヶ月間の無料トライアルがあり、じっくり試すことができます。勤怠管理と交通費精算をまとめて効率化したい企業にとって、コストパフォーマンスの高いソリューションです。

スマレジ・タイムカード

スマレジ・タイムカードのキャプション

株式会社スマレジが提供する、クラウドPOSレジ「スマレジ」と連携した勤怠管理サービスです。小売店や飲食店など、店舗ビジネスに特化した機能が充実しています。

公式サイト:https://timecard.smaregi.jp/​​​​​​​

機能性

勤怠管理だけでなく、給与計算、シフト管理、休暇管理、日報、プロジェクト管理、マイナンバー管理など、人事労務に関する幅広い業務をカバーします。GPS機能付きのアプリ打刻や、打刻時の顔写真撮影機能により、不正打刻を防止します。POSレジデータと連携し、人時売上高を自動で算出できるなど、店舗運営の生産性向上に貢献する機能が特徴です。

価格

初期費用は無料です。従業員10名までなら主要な勤怠管理機能が無料で使える「スタンダードプラン」があります。有料プランは「プレミアムプラン」が10名まで月額2,420円(税込)+11名以降1人385円(税込)、「プレミアムプラスプラン」が10名まで月額4,840円(税込)+11名以降1人495円(税込)など、機能に応じて複数のプランが用意されています。

対象企業

小売店、飲食店、サービス業など、多店舗展開する店舗ビジネスがメインターゲットです。POSレジ「スマレジ」を導入している企業にとっては、特に親和性が高いです。

利便性

シンプルな画面設計で、アルバイトやパート従業員でも簡単に操作できます。チャットやメール、電話(有料プラン)によるサポート体制も整っています。60日間の無料トライアル期間中は全ての機能を利用できます。勤怠管理と店舗の売上データを連携させ、より高度な店舗マネジメントを目指す企業に最適なサービスです。

MINAGINE勤怠管理 (ミナジン)

MINAGINE勤怠管理のキャプション

株式会社ミナジンが提供するクラウド型勤怠管理システムです。30年以上にわたる労務コンサルティングの実績とノウハウが凝縮されており、コンプライアンス対応に強みを持っています。

公式サイト:https://minagine.jp/system/​​​​​​​

機能性

最大の特徴は、PCのログオン・ログオフデータ(Windows/Mac対応)を取得できる点です。これにより、打刻データとの乖離を確認し、テレワーク環境下でも客観的な労働時間管理を実現します。複雑・特殊な就業ルールにも柔軟に対応可能で、打刻改ざん防止機能も実装されています。

価格

初期費用は0円から、初期設定代行も0円からと、導入コストを抑えられます。月額利用料は30名までで33,000円(税込)から、31名以上は従量課金制となります。

対象企業

中小企業が中心です。特に、IPOを目指している企業や、労働基準監督署からの指摘を受けた経験があるなど、厳格なコンプライアンス遵守が求められる企業に適しています。

利便性

導入段階から労務のプロが伴走支援し、企業の状況に合わせた最適な設定を代行してくれるため、安心して導入できます。継続利用率が99.5%と非常に高く、顧客満足度の高さがうかがえます。客観的な労働時間管理を徹底し、労務リスクを最小限に抑えたい企業にとって、信頼できるパートナーとなるシステムです。

TimeBiz

TimeBizのキャプション

株式会社ASJが提供する、勤怠管理機能とグループウェア機能が一体となったクラウドサービスです。

公式サイト:https://www.timebiz.jp/​​​​​​​

機能性

PC・スマホ(GPS対応)、ICカードなど多様な打刻方法に対応しています。勤怠アラート機能が充実しており、36協定対応や独自の残業時間上限設定が可能です。基本機能として、予定表、掲示板、ワークフロー、顧客管理など21種類のグループウェア機能が標準搭載されており、社内の情報共有やコミュニケーション活性化にも貢献します。

価格

初期費用に関する記載はありません。月額料金は定額制で、200ユーザーまで利用できるプランが月額15,840円(税込、年払い月額換算時)と、利用人数が多いほど一人当たりのコストが安くなります。

対象企業

主に200名までの中小企業をターゲットとしています。勤怠管理だけでなく、グループウェアもまとめて低コストで導入したい企業に最適です。

利便性

シンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。導入後のサポートも充実しており、データ移行や初期設定の代行サービスも提供しています。幅広い業種での導入実績があり、コストを抑えながら勤怠管理と社内情報共有基盤を同時に整備したい企業にとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。

e-就業OasiS

e-就業OasiSのキャプション

株式会社ニッポンダイナミックシステムズが提供するクラウド勤怠管理システムです。手厚い導入サポートと、顧客の要望に応える柔軟なカスタマイズ性が特徴です。

公式サイト:https://www.nds-tyo.co.jp/e-oasis/​​​​​​​

機能性

PCログ収集ツールや、打刻時刻と客観的記録との乖離アラート機能など、働き方改革関連法に対応した客観的な労働時間管理を支援する機能が充実しています。プロジェクト工数管理や経費入力、英語表示といった便利な機能も搭載しています。SmartHRやfreee人事労務など、外部システムとのAPI連携も可能です。

価格

料金は利用人数に応じて変動します。一例として、50名で利用する場合、初期導入費110,000円(税込)、月額17,600円(税込)です。

対象企業

50名未満の成長企業から大手企業まで、規模や業種を問わず利用されています。

利便性

分かりやすく操作性の高いUIが特徴です。最大の強みは、導入前から導入後まで一貫した手厚いサポート体制です。専任担当者が要件ヒアリングから設定支援、管理者教育までをサポートし、導入後も電話・メールでの問い合わせや法改正時の情報提供など、継続的な支援を受けられます。必要に応じてカスタマイズ開発にも対応しており、自社の運用に完全にフィットしたシステムを構築したい企業に適しています。

クロノスPerformance

クロノスPerformanceのキャプション

クロノス株式会社が提供する勤怠管理システムで、パッケージ版(買い切り)とクラウド版(年額)の両方を提供しています。30年以上の歴史と豊富な導入実績が強みです。

公式サイト:https://www.xronos-inc.co.jp/products/xronos/​​​​​​​

機能性

勤務区分の登録は1,000通り、集計項目は100種類までと、詳細な設定が可能です。労務管理のアラート機能が優れており、36協定やメンタルヘルスガイドラインに沿ったテンプレートで残業超過などを可視化します。福祉・介護業界向けの帳票出力や、作業時間集計など、業種特化型のオプション機能も充実しています。

価格

パッケージ版は50人制限で369,600円(税込)から、クラウド版は20人制限・1CALで年額72,600円(税込)からと、利用人数やクライアント数に応じて料金が変動します。

対象企業

20名から5,000名規模まで、幅広い企業に対応しています。特に、自社のIT方針に合わせてパッケージ版かクラウド版かを選びたい企業や、詳細な設定・分析機能を求める企業に適しています。

利便性

長年の実績に裏打ちされた安定したシステムと、顧客満足度95%以上を誇る手厚いサポート体制が魅力です。電話応答率も高く、経験豊富なオペレーターが迅速に対応してくれます。法改正にも保守契約やクラウド契約を通じて継続的に対応するため、安心して長く利用できます。

ガルフCSM勤怠管理

ガルフCSM勤怠管理のキャプション

株式会社ガルフネットが提供する、流通小売、サービス、飲食業に特化した勤怠管理システムです。多店舗展開する企業の業務ノウハウが集約されています。

公式サイト:https://www.gulfnet.co.jp/csm_kintai/​​​​​​​

機能性

顔認証や指静脈認証による厳格な本人確認打刻が可能です。店舗間のヘルプ(応援勤務)調整機能や、POSデータと連携した生産性分析など、店舗運営に役立つ機能が豊富です。また、従業員の貢献度に応じてポイントを付与し、モチベーション向上につなげる「企業内ポイントアプリ」というユニークな機能も提供しています。

価格

価格は公開されておらず、個別見積もりとなります。共用クラウドを利用する「SaaSプラン」と、専用クラウドでカスタマイズも可能な「ソフトウェアパッケージ買取プラン」の2種類があります。

対象企業

主に多店舗展開を行う流通小売、サービス、飲食業がターゲットです。SaaSプランは500名〜1,000名、買取プランは1,000名以上を想定しています。

利便性

従業員向けのスマートフォンアプリが用意されており、シフト申請や店長とのコミュニケーションを円滑にします。24時間365日対応のコンシェルジュサービスがあり、夜間や休日も店舗をサポートする体制が整っています。業界特化型ならではの、現場の課題解決に直結する機能と手厚いサポートが強みです。

使えるくらうど勤怠管理for建設業

使えるくらうど勤怠管理for建設業のキャプション

アサクラソフト株式会社が提供する、その名の通り建設業に特化したクラウド勤怠管理システムです。

公式サイト:https://kintai-kensetsu.tsukaeru-cloud.jp/​​​​​​​

機能性

最大の特徴は、日報入力を行うだけで、勤怠集計と工事ごとの労務費集計が同時に完了する点です。これにより、建設業特有の原価管理業務を大幅に効率化します。スマートフォンからのGPS打刻に対応しており、直行直帰の多い現場作業員の勤怠も正確に管理できます。日報未提出者への催促メール機能や、グループウェア機能も搭載しています。

価格

価格はシステム構成や利用人数によって変動するため、個別見積もりとなります。

対象企業

作業員を抱える建設業全般がターゲットです。手書きやExcelでの日報管理・原価管理に課題を抱えている企業に最適です。

利便性

PC操作が苦手な人でも分かりやすい画面設計で、現場からでもスマホで簡単に日報入力が可能です。導入後は専任のサポートスタッフが運用開始まで支援し、専用のコールセンターも用意されています。建設業の業務フローに深く根ざした機能設計で、バックオフィス業務の負担を軽減し、働き方改革を支援する専門性の高いシステムです。

ちゃっかり勤太くん

ちゃっかり勤太くんのキャプション

エイ・アイ・エス株式会社が提供するクラウド型勤怠管理システムです。15年以上の提供実績があり、特に多店舗運営に強みを持ちます。

公式サイト:https://www.a-i-s.co.jp/kinta/​​​​​​​

機能性

手のひら静脈認証やICカード、モバイルなど多様な打刻方法に対応しています。サーマルカメラと連携し、AI顔認証と体温測定を同時に行う機能もあり、感染症対策にも貢献します。Excelベースでのシフト作成・取り込みや、店舗間の応援勤務管理、お弁当注文機能など、店舗運営を支援するユニークな機能が豊富です。

価格

初期費用は0円から、月額料金は1ユーザーあたり220円(税込)からと、非常にリーズナブルです。

対象企業

従業員数2,200名、全国約200店舗の企業での導入実績もあり、大規模な多店舗展開企業にも対応可能です。特に、飲食業やサービス業に適しています。

利便性

必要な機能だけを表示するシンプルな画面設計で、直感的な操作が可能です。導入前のコンサルティングから導入後の保守サポートまで、専任担当者による手厚いサポート体制が整っています。海外展開にも対応しており、グローバルな店舗網を持つ企業にも対応できる柔軟性があります。

Shachihata Cloud 勤怠管理

シヤチハタ株式会社が提供する、電子印鑑サービス「Shachihata Cloud」のオプション機能として提供される勤怠管理サービスです。

公式サイト:https://dstmp.shachihata.co.jp

機能性

2つのプランがあり、「勤怠管理Light」は打刻と簡単な集計機能に絞ったシンプルなプランです。利用者はWebブラウザやスマホアプリからの打刻のみ、管理者は出勤簿の確認・修正やCSV出力といった最低限の機能を提供します。より高機能な標準の勤怠管理オプションでは、シフト管理なども可能です。

価格

「勤怠管理Light」は、30名まで年額9,900円(税込)と、一人当たり月額換算で27.5円(税込)という圧倒的な低価格を実現しています。標準の勤怠管理オプションを含む「コミュニケーション満足セット」は、1ユーザーあたり月額220円(税込)です。

対象企業

「勤怠管理Light」は、勤怠管理システム未導入の中小企業や、紙のタイムカードからの移行を検討している企業がメインターゲットです。

利便性

「簡単初期設定」「シンプルな機能設計」をコンセプトとしており、導入の負担を最小限に抑えています。電子印鑑やワークフロー、スケジューラなど、Shachihata Cloudの他のグループウェア機能と合わせて利用することで、バックオフィス業務全体のDX化を低コストで推進できます。まずはシンプルかつ低コストで勤怠管理を始めたい企業にとって、魅力的な選択肢です。

【目的別・企業タイプ別比較】勤怠管理システムの選び方

詳細な分析の結果、国内の勤怠管理システム市場は、主に以下の5つの類型に分類できます。

  1. 低コスト/無料特化型(小規模企業中心):HRMOS勤怠やレコルに代表されるセグメント。圧倒的な低価格または無料プランが武器
  2. モジュール型・拡張プラットフォーム:ジョブカン勤怠管理など「必要な機能だけを選ぶ」というコンセプト
  3. オールインワン(幅広い層に訴求):KING OF TIMEやタッチオンタイムなど、勤怠管理に必要なほぼ全ての機能を、追加料金なしの明瞭なワンプライスで提供
  4. 統合バックオフィス:マネーフォワード クラウド、freee、ジンジャーなど、会計・給与・人事といったバックオフィス業務全体を連携
  5. 高度カスタマイズ型(大企業向け):COMPANY、キンタイミライ、TimePro-VGなど、企業固有の複雑な就業規則や業務フローに完全に対応

これらの情報をもとに、どの勤怠管理システムを選ぶべきかをセグメントしました。

コスト最優先のスタートアップ向け(従業員30名未満)

このセグメントの企業にとって、初期投資を抑えつつ、基本的な勤怠管理とコンプライアンス遵守を実現することが最優先課題です。

  1. HRMOS勤怠:30名まで主要機能を無料で利用できるため、最有力候補となります 。Web給与明細や年末調整機能も無料なのは大きな魅力です。
  2. レコル:1ユーザー月額100円という業界最安値水準の価格で、有給管理や各種アラート機能も標準搭載しており、コストパフォーマンスに優れます 。   
  3. Shachihata Cloud 勤怠管理Light:さらに低コストを追求し、1人あたり月額換算27.5円(税込)でシンプルな打刻と集計機能を提供します 。   
  4. スマレジ・タイムカード:10名まで無料で利用でき、店舗ビジネスとの親和性が高いです 。交通費精算が多い場合は、勤怠と交通費を同時に管理できる   
  5. kincone:月額220円(税込)で有力な選択肢です 。これらのサービスを選ぶ際は、将来の従業員増加を見据え、有料プランへの移行コストや機能拡張性も確認することが重要です。   

成長中の中堅企業向け(従業員50〜500名)

この規模の企業では、コスト効率と機能の豊富さ、そして事業拡大に対応できる拡張性のバランスが求められます。

  1. KING OF TIME:市場シェアNo.1。1ユーザー月額330円(税込)のワンプライスで勤怠管理から人事労務、給与計算まで全ての機能が利用でき、予算の見通しが立てやすい点が魅力
  2. ジョブカン勤怠管理:「出勤管理」「シフト管理」など必要な機能だけを月額220円(税込)から選択できるモジュール型で、事業の成長に合わせて無駄なく機能を追加できます
  3. タッチオンタイム:実際に打刻した人数分だけ課金される従量課金制(月額330円/税込)が特徴で、従業員の増減が頻繁な企業に最適
  4. AKASHI:企業の成長フェーズに合わせて3つの料金プランから選択でき、拡張性に優れている 

複雑な要件を持つ大企業(従業員500名以上)

大企業では、グループ会社ごとに異なる複雑な就業規則、特殊な勤務形態、厳格なセキュリティ要件への対応が不可欠です。そのため、高度なカスタマイズ性と専門家による手厚い導入コンサルティングが選定の鍵となります。

  1. COMPANY:大手法人グループの約3社に1社が利用。勤怠管理だけでなく人事・給与までを網羅する統合人事システムで、グループ全体のガバナンス強化に貢献
  2. キンタイミライ:従業員数3,000人以上の市場でシェアNo.1を誇り、「雨の日手当」のような企業固有のルールにも対応できる驚異的なカスタマイズ性が強み
  3. TimePro-VG:PCログ連携など客観的記録に基づく労務リスク管理に特化しており、コンプライアンスを最重視する企業に適している
  4. CYBER XEED就業:専任SEが企業の要件に合わせてフルアレンジする「メーカー設定型」で、複雑な要件でも安心して導入
  5. リシテア/就業管理クラウドサービス:大企業での豊富な導入実績に裏打ちされた信頼性とデータ分析機能が魅力

バックオフィス統合を優先する企業向け

勤怠管理を単体の業務ではなく、会計、給与計算、人事労務といったバックオフィス業務全体の効率化の一環と捉える企業には、統合型プラットフォームが最適です。

  1. freee勤怠管理Plus:「freee人事労務」とのシームレスな連携が前提となっており、勤怠から給与確定、振込までを一気通貫で自動化
  2. マネーフォワード クラウド勤怠会計ソフトで高いシェアを誇るは、勤怠データを1クリックで給与計算や会計システムに連携 
  3. ジンジャー勤怠:人事情報を一元管理するデータベースを核としており、勤怠、給与、人事評価などのデータがリアルタイムで自動反映
  4. ジョブカン:勤怠管理以外に給与計算や労務管理などのモジュールを提供しており、段階的な統合が可能
  5. TeamSpirit:勤怠管理に加えて工数管理や経費精算までをワンストップで実現したい場合は有力な選択肢

UI・UXで優れた評価を得ているものを使いたい企業

従業員と管理者の双方が直感的に操作できるシステムは、導入後の定着率を高め、教育コストを削減します。

  1. AKASHI:「使いやすさNo.1」との評価を得ておりマニュアル不要の操作性が特徴で、ITツールに不慣れな従業員が多い企業でもスムーズな導入が期待
  2. ジョブカン勤怠管理:シンプルで分かりやすいUIが多くの企業に支持されており、初めてシステムを導入する企業でも安心して利用
  3. レコル:「誰でも迷わず使える直感的なUI」をコンセプトに掲げ、アカウント登録不要のデモサイトで実際の操作感を試すことが可能
  4. KING OF TIME:市場リーダーでありシンプルで分かりやすい画面構成が高く評価されており、紙のタイムカードからの移行もスムーズ
  5. ジンジャー勤怠:誰にでも使えるシンプルな操作画面にこだわって開発されており、マルチデバイス対応で利便性が高い

サポート体制が充実したサービスを使いたい企業

システムの導入や運用に不安がある企業にとって、手厚いサポート体制は重要な選定基準です。

  1. 楽楽勤怠:専任のサポート担当が導入から運用までを支援し、企業ごとの最適な運用方法を提案してくれる点が最大の強み
  2. タッチオンタイム:追加料金なしで利用できる電話サポートの応答率が96%と非常に高く、迅速な問題解決が期待
  3. KING OF TIME:無料のチャット、メール、予約制電話サポートに加え、画面共有によるサポートも提供
  4. CYBER XEED就業:就業規則のヒアリングからシステム設定、導入後のフォローまで専任のSEが一貫して担当
  5. e-就業OasiS:導入前のコンサルティングから導入後の継続的な支援まで、一貫した手厚いサポート体制を誇る

システム連携の多さを優先したい企業向け

既存の給与計算ソフトや人事労務システムを活かしつつ、最適な勤怠管理システムを導入する「ベスト・オブ・ブリード」戦略をとる企業にとって、連携先の豊富さは極めて重要です。

  1. KING OF TIME:35種類以上の外部サービスと連携可能で、主要な給与計算ソフトに幅広く対応
  2. ジョブカン勤怠管理:自社シリーズだけでなくfreeeやマネーフォワードクラウドなど他社の主要な給与ソフトとのAPI連携が可能
  3. タッチオンタイム:API連携やCSV連携に対応しており、ほとんどの給与計算・人事管理システムと連携
  4. freee勤怠管理Plus:freeeシリーズとの連携が強力なのはもちろん、他の人事労務・給与計算システムともAPIやCSVでの連携が可能
  5. TeamSpirit:Salesforceプラットフォーム上で構築されており、高い拡張性と連携性を持ち、勤怠・工数・経費データを統合して活用したい企業に最適

まとめ

最終的に、勤怠管理システムの選定は、単なるソフトウェアの購入ではなく、長期的なパートナーシップの始まりであると認識することが重要です。

データの移行、従業員への再教育、給与システムとの連携など、一度導入したシステムからの乗り換えコストは非常に高くなります。この「定着性(スティッキネス)」は、特に統合プラットフォームを提供するベンダーのビジネスモデルの根幹をなしています。

したがって、ベンダーの財務的安定性や製品の将来的な開発ロードマップも評価に加え、30日間の無料トライアル期間  などを最大限に活用し、自社の要件と長期的なビジョンに合致するかを慎重に見極めるべきです。

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LEGALS[法務]

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