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企業法務の用語集

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オフバランス

読み: おふばらんす 

オフバランスとは、企業の貸借対照表(バランスシート)上から資産や負債を除外する財務手法のことです。「簿外取引」とも呼ばれます。資産を圧縮することで財務指標を改善し、対外的な企業価値を高める効果があります。

オフバランスの主な手法

  • 資産の売却・流動化:不動産や売掛債権を特別目的会社(SPC)などに譲渡し、貸借対照表から除外する
  • ファイナンスリースのオペレーティングリース化:リース契約の形態を変更し、資産計上を回避する
  • 証券化:売掛債権や不動産を証券化して投資家に売却する

オフバランス化のメリット

オフバランス化により、総資産が減少するためROA(総資産利益率)や自己資本比率などの財務指標が改善されます。また、遊休資産を現金化することで資金調達コストを下げる効果もあります。特に不動産を多く保有する企業や、金融機関から融資を受けている中小企業にとって、財務改善策として有効です。

企業法務での実務ポイント

オフバランス取引においては、契約設計と会計処理の整合性が重要です。形式的に資産を移転しても、実質的なリスクやリターンが移転していない場合、会計基準上オフバランス処理が認められないことがあります。特に2008年のリーマンショック以降、国際財務報告基準(IFRS)ではオフバランス要件が厳格化されており、弁護士・会計士と連携した慎重な契約設計が求められます。

関連法令

会社法、金融商品取引法、企業会計基準(ASBJガイドライン)、IFRS第16号(リース)

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