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企業法務の用語集

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ネームクリア

読み: ねーむくりあ 

ネームクリアとは、M&Aの仲介・FA業務において、最初は匿名(ノンネーム)で提示されていた譲渡候補企業の実名・詳細情報を、買い手候補企業に開示するプロセスのことです。情報漏洩リスクへの配慮から、秘密保持契約(NDA)の締結を条件として実施するのが一般的です。

M&Aにおける情報開示の流れ

  1. ノンネームシートの提示:企業名が特定できない範囲(業種・所在地・売上規模等の概要)で複数の買い手候補にアプローチ
  2. 買い手候補の関心確認:興味を示した買い手候補に対してNDA締結を依頼
  3. ネームクリア:NDA締結後に対象企業の実名・詳細情報(IM:インフォメーションメモランダム等)を開示
  4. トップ面談・デューデリジェンス:具体的な交渉・調査へと進む

ネームクリアの実務上の注意点

ネームクリア後に買い手候補が取引に関心を示さなかった場合でも、NDAによって対象企業の情報を第三者に漏洩したり、競業目的に使用することは禁止されています。また、売り手企業にとっては、M&Aを検討していることが従業員・取引先・競合他社に知れると経営上のリスクが生じるため、情報管理は極めて重要です。

企業法務での実務ポイント

ネームクリアにあたって締結するNDAには、秘密情報の定義・使用目的の限定・情報の返還・競業への転用禁止・損害賠償等の条項を適切に盛り込む必要があります。弁護士はNDAの審査・交渉・管理において重要な役割を果たします。

関連法令

民法(契約)、不正競争防止法(営業秘密保護)

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