用語集

企業法務の用語集

お気に入り追加

ワッセナー・アレンジメント

ワッセナー・アレンジメント(Wassenaar Arrangement)とは、通常兵器および軍事転用可能な汎用品・技術の輸出管理を行う国際的な多国間輸出管理体制のことです。1996年に発効し、オランダのワッセナー市での協議にちなんで名付けられました。2024年現在42カ国が参加しており、日本も創設メンバーの一員です。

ワッセナー・アレンジメントの目的

  • 通常兵器・軍民両用品・技術の過剰な移転・蓄積による地域の不安定化を防止
  • テロリスト等の非国家主体による兵器・技術の取得を防止
  • 参加国間での輸出管理情報の透明性確保と協調

規制対象品目(コントロールリスト)

ワッセナー・アレンジメントのコントロールリストには、以下の品目が含まれます。

  • 軍事品リスト:戦車・装甲車・大砲・戦闘機・軍用艦艇・ミサイル・火器等
  • 軍民両用品・技術リスト:先端材料・電子部品・情報セキュリティ技術・センサー・レーザー・推進システム等

日本の実施法制

日本では、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく輸出貿易管理令・外国為替令により、ワッセナー・アレンジメントのコントロールリストに対応した輸出規制が実施されています。規制品目の輸出には経済産業大臣の許可(輸出許可)が必要です。

企業法務での実務ポイント

製造業・商社・IT企業が先端技術・部品・ソフトウェアを輸出する際は、安全保障貿易管理(安保貿管)の観点から規制品目該当性の確認(該非判定)が必須です。違反した場合は外為法により最大10年の懲役または罰金が科されます。輸出管理体制(該非判定・顧客審査・社内教育)の整備が企業コンプライアンスの重要課題です。

関連法令

外国為替及び外国貿易法(外為法)、輸出貿易管理令、安全保障貿易に係る機微技術管理ガイダンス

関連用語集

貴社の課題解決に最適な
弁護士とマッチングできます
契約書の作成・レビュー、機密性の高いコンフィデンシャル案件、M&A/事業承継など、経営者同士でも話せない案件も、
企業法務弁護士ナビでは完全非公開で相談可能です。貴社の課題に最適解を持つ弁護士、最大5名とマッチングできます。
弁護士の方はこちら