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株式併合

読み: かぶしきへいごう 

株式併合とは、既発行の複数の株式を1株に統合(例:10株→1株)することで、株式の総数を減少させる手法です。1株当たりの株価は併合比率に応じて上昇します。株式分割とは逆の操作で、様々な目的で活用されます。

株式併合の主な目的

  • 単元株制度の整備:100株単元への対応のために1株当たり株価を調整
  • 株価の引き上げ:市場での評価向上・機関投資家対応
  • スクイーズアウト(少数株主の締め出し):株式併合により端数株主を生じさせ、現金で精算してMBO・完全子会社化を実現

株式併合の手続き

  1. 取締役会決議:株主総会招集・株式併合の内容を決定
  2. 株主総会の特別決議:総議決権の2/3以上の賛成が必要
  3. 事前開示書類の備置:効力発生日の2週間前から本店に書類を備置
  4. 反対株主の買取請求・差止請求権:少数株主保護手続き

スクイーズアウト手段としての活用(注意点)

株式併合を利用した少数株主の締め出しには、株主の利益保護の観点から2014年の会社法改正で規制が強化されました。株主は株式買取価格の決定を裁判所に申し立てる権利があり、不当に低い価格での締め出しは無効となる可能性があります。

企業法務での実務ポイント

株式併合によるスクイーズアウトを利用するMBO・完全子会社化では、公正な対価(株式の公正価値)の算定と情報開示が重要です。弁護士は手続き全般の法的サポート・少数株主との交渉・価格決定申立への対応を担います。

関連法令

会社法(第180条以下)、金融商品取引法(公開買付規制)

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