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企業法務の用語集
私的再生(私的整理)とは、民事再生・会社更生などの法的倒産手続きを利用せず、金融機関・主要債権者との任意交渉によって債務の減免・返済条件の変更・経営改善計画の合意を図る事業再生手法の総称です。
主要債権者(金融機関)が少数でまとまっており、事前の信頼関係が構築できている場合に私的再生が有効です。取引先に知られたくない・風評リスクを避けたい・できるだけ早く正常化したいというニーズにも対応しやすい手法です。
私的再生の交渉過程では、経営改善計画書の法的有効性(虚偽記載・不実表示のリスク)と、情報管理(インサイダー情報の取り扱い)が重要な法務課題となります。全金融機関の同意が得られない場合に備えて、法的手続きへの移行タイミングと条件を事前に設定しておくことが実務上のリスク管理として重要です。
中小企業の事業再生等に関する法律(2023年施行)、産業競争力強化法(事業再生ADRの根拠法)