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ターンアラウンドマネージャー

読み: たーんあらうんどまねーじゃー 

ターンアラウンドマネージャー(Turnaround Manager、略称:TAM)とは、財務悪化や経営危機に直面した企業において、事業の立て直し(ターンアラウンド)を短期間で実現するための専門家です。「企業再生請負人」とも呼ばれます。

ターンアラウンドマネージャーの役割

TAMは、単なるコンサルタントではなく、経営の実務に深く入り込み、意思決定から実行まで一体で担います。主な役割は以下のとおりです。

  • 財務診断と緊急対応:資金繰り状況の把握、金融機関との返済猶予(リスケジューリング)交渉
  • 事業再生計画の策定:収益改善・コスト削減・不採算事業の撤退計画の立案
  • ステークホルダーとの調整:債権者・株主・従業員・取引先への説明と合意形成
  • 経営改革の実行:組織再編、人員適正化、業務プロセス改善の推進

TAMの資格・認定制度

日本では、一般社団法人事業再生実務家協会(JATP)が「認定事業再生士(CTP)」の資格認定を行っており、ターンアラウンドマネージャーとしての専門性を客観的に証明する指標となっています。CTP取得者は財務・法律・経営全般の知識と実務経験が求められます。

企業法務での実務ポイント

TAMを外部から招聘する場合、契約形態(委任・準委任・雇用)の選択と報酬設計が重要です。また、TAMが経営判断を行う際の権限範囲を明確にし、取締役会・株主総会との関係を整理しておく必要があります。法的手続きを伴う再生の場合は、弁護士との役割分担も事前に定めておくことが不可欠です。

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