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時価純資産価格

読み: じかじゅんしさんかかく 

時価純資産価格とは、企業の資産および負債を時価で評価し直した「時価純資産」に基づいて算定した企業価値または株式価値のことです。コストアプローチ(ネットアセット・アプローチ)の代表的な手法であり、特に中小企業のM&Aで広く用いられています。

時価純資産価格の算定方法

  1. 貸借対照表の全資産・全負債を時価に修正する
  2. 時価修正後の資産合計から負債合計を差し引き時価純資産を算出する
  3. この時価純資産額が株式価値(時価純資産価格)となる

年買法との組み合わせ

中小企業のM&Aでは、時価純資産価格に加えて事業の収益力(営業権)を加味する「年買法」が一般的です。計算式は「時価純資産 + 正常収益力(年間利益)× 年数倍率」となります。

企業法務での実務ポイント

  • 時価純資産価格は清算価値に近い性格を持ち、継続企業の収益性・成長性は反映されない
  • 将来の収益見込みが大きい場合は、DCF法や類似会社比較法との併用が望ましい
  • 不動産や有価証券の含み損益・退職給付債務の時価修正には専門家(不動産鑑定士・公認会計士)の関与が必要
  • 株式譲渡契約書における株式価格の根拠として、デューデリジェンス結果と合わせて明示される

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