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資金繰り

読み: しきんぐり 

資金繰りとは、企業が日々の事業活動において発生する現金の収入と支出を管理し、必要なタイミングで必要な資金を確保する経営管理活動のことです。売上が好調でも、入金タイミングと支払いタイミングのズレによって資金が枯渇する「黒字倒産」が起こり得るため、損益計算とは独立した視点での管理が不可欠です。

資金繰り管理の基本

  • 資金繰り表の作成:月次・週次で将来の収入・支出を予測するキャッシュフロー計画表を作成します。
  • 運転資金の確保:売掛金の回収サイクルと買掛金・手形の支払いサイクルの差(運転資金)を金融機関の短期借入で補います。
  • 資金調達手段の多様化:銀行融資・ファクタリング・コミットメントライン・社債発行など複数手段を組み合わせます。

M&A・事業承継との関係

M&Aにおいては、買収資金の調達(銀行借入・LBO・株式発行等)と、買収後の統合期間における返済計画が資金繰り管理の核心です。特にLBOでは買収先のキャッシュフローで借入を返済する構造のため、精緻な資金繰りシミュレーションが求められます。

事業承継においても、相続税・贈与税の納税資金の確保は重要な課題です。2024年改正の事業承継税制(非上場株式の贈与税・相続税の納税猶予・免除制度)を活用することで、承継時の資金負担を軽減できます。

実務上の注意点

資金繰りの悪化は早期発見が鍵です。月次での資金繰り表の更新と、金融機関との良好な関係維持が、有事の際の追加融資交渉を容易にします。財務DD(デューデリジェンス)においても、対象会社の資金繰り状況の精査は必須項目です。

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