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親族外承継

読み: しんぞくがいしょうけい 

親族外承継とは、現経営者の親族(子・配偶者・兄弟等)以外の者に事業を承継することをいいます。主な形態として、①役員・従業員への承継(MBO/EBO)、②第三者企業へのM&Aによる承継の2種類があります。

親族外承継の主な手法

  • 役員・従業員承継(MBO/EBO):事業に精通した内部人材が株式を取得して承継。引き継ぎがスムーズだが、買取資金の調達が課題
  • M&Aによる第三者承継:外部企業への株式・事業譲渡。事業の存続と従業員雇用を確保しやすい

親族外承継の増加傾向

帝国データバンク調査によると、1980年代に約30%だった親族外承継比率は2012年には約50%に増加。2025年問題(70歳以上の経営者を持つ中小企業が約245万社)を背景に、さらに増加傾向にあります。

企業法務での実務ポイント

  • M&Aによる第三者承継では、株式譲渡契約の表明保証条項・補償条項の設計が重要
  • MBOでは利益相反管理(取締役の忠実義務との関係)と買収資金の調達スキーム(金融機関融資・劣後ローン等)を整理する必要がある
  • 中小企業庁の「事業承継・引継ぎ支援センター」が全国で無料相談・マッチング支援を提供している
  • 事業承継税制(法人版・個人版)の適用可否を事前に確認することで相続税・贈与税の納税猶予が活用できる

関連法令

  • 中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律(経営承継円滑化法)

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