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企業法務の用語集

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人事DD

読み: じんじでぃーでぃー 

人事DD(人事デューデリジェンス)とは、M&A実行前に対象会社の人事・労務に関する事項を詳細に調査するプロセスです。DDはDue Diligence(適正評価手続)の略で、財務DD・法務DDと並んで実施されます。近年はESGや人的資本経営の観点から人事DDの重要性が高まっています。

人事DDの主な調査項目

  • 雇用契約・就業規則:労働条件の内容、整備状況、法令適合性
  • 未払賃金・残業代リスク:36協定の状況、労働時間管理の実態
  • 退職金・年金債務:退職給付制度の内容と積立状況
  • 役員報酬・ストックオプション:内容・変更時の手続
  • 労働組合・労使関係:組合の有無、過去の労使トラブル
  • ハラスメント・コンプライアンス:過去の問題発生状況と対応履歴

企業法務での実務ポイント

  • 未払残業代や退職金未積立は買収後に財務インパクトが生じるため、表明保証条項や価格調整条項で手当てすることが重要
  • M&A後のPMI(統合プロセス)では、処遇・評価制度の統合が従業員の離職防止に直結する
  • 2025年以降は人的資本開示(有価証券報告書への記載義務)が普及しており、人事情報の開示状況も審査対象となりうる
  • 外国人労働者・フリーランス活用が多い企業では、在留資格・偽装請負リスクの確認も必要

関連法令

  • 労働基準法(残業・賃金)
  • 労働組合法
  • 確定給付企業年金法・確定拠出年金法

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