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超過収益

読み: ちょうかしゅうえき 

超過収益とは、企業が単なる有形資産の運用で生じる正常収益(業界標準的な資本収益)を超えて継続的に稼ぎ出すことができる余剰収益のことです。この超過収益は、ブランド・ノウハウ・顧客基盤・優秀な人材・流通ネットワーク等の無形資産(のれん)から生み出されると考えられています。

超過収益法による企業価値評価

超過収益法(余剰利益法)は、超過収益を資本化することでのれんの価値を算定する評価方法です。

  1. 正常収益(純資産 × 業界標準の資本収益率)を算定
  2. 実際の収益から正常収益を差し引いて超過収益を算出
  3. 超過収益を資本化率(リスクを反映した割引率)で割り引いてのれん価値を計算

のれんとの関係

M&Aにおいて買収価格が時価純資産を上回る差額は会計上の「のれん」として計上されます。この「のれん」の経済的実体が超過収益力です。

企業法務での実務ポイント

  • M&A交渉では、売主側は超過収益の持続性を強調し、買主側はその持続可能性を慎重に評価することが価格交渉の核心となる
  • 人材・顧客・ノウハウが特定人物(オーナー経営者等)に依存している場合、承継後に超過収益が消滅するリスクがある
  • 会計上ののれんは日本基準では20年以内の均等償却が必要(IFRS適用会社は償却不要だが減損テストが必要)

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