用語集

企業法務の用語集

お気に入り追加

FA

読み: ふぁいなんしゃるあどばいざー 

FA(Financial Adviser:フィナンシャルアドバイザー)とは、M&Aプロセスにおいて、売り手または買い手の一方に専属で立ち、案件全般にわたる財務・戦略・交渉に関する助言を行う専門家・機関のことです。投資銀行、証券会社のM&A部門、独立系アドバイザリー会社などが担います。

FAの主な業務内容

  • バリュエーション(企業価値評価):DCF法・類似会社比較法・純資産法等を用いて対象企業の価値を算定します。
  • プロセス管理:LOI(意向表明書)〜最終契約(DA)までのスケジュール管理・資料作成(IM、ティーザー等)を行います。
  • 相手方探索・交渉支援:売り手FAは買い手候補へのアプローチ、買い手FAは価格・条件交渉を支援します。
  • デューデリジェンス調整:DD(デューデリジェンス)のスケジュール調整、質疑応答の取りまとめを行います。

FAと仲介会社の違い

日本のM&A市場では「仲介型」(売り手・買い手の双方から手数料を受領)と「FA型」(一方の当事者のみを代理)が混在しています。FA型は利益相反が生じにくい反面、手数料が高くなる傾向があります。大型案件・上場企業案件では通常FA型が採用されます。

報酬体系

  • リテイナーフィー:月次固定顧問料(着手金)
  • 成功報酬(サクセスフィー):クロージング時にEVまたは株式価値に対して一定料率で請求。レーマン方式(5億円以下5%、10億円以下4%等)が一般的です。

実務上の注意点

FA選定は案件の成否を左右します。業界知見・ネットワーク・交渉力・レピュテーションを基準に選定することが重要です。FA起用時にはエンゲージメントレター(委任契約書)で業務範囲・報酬体系・守秘義務・利益相反防止策を明確化します。

関連用語集

貴社の課題解決に最適な
弁護士とマッチングできます
契約書の作成・レビュー、機密性の高いコンフィデンシャル案件、M&A/事業承継など、経営者同士でも話せない案件も、
企業法務弁護士ナビでは完全非公開で相談可能です。貴社の課題に最適解を持つ弁護士、最大5名とマッチングできます。
弁護士の方はこちら