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LBO

読み: えるびーおー 

LBO(Leveraged Buyout:レバレッジド・バイアウト)とは、買収対象企業の資産・将来キャッシュフローを担保または返済原資として、多額の借入金(レバレッジ)を活用して企業を買収する手法です。プライベートエクイティ(PE)ファンドによる企業買収で広く使われており、少ない自己資本で大規模な買収を実現できるのが特徴です。

LBOの基本的な仕組み

  1. PEファンドが買収のためのSPC(特別目的会社)を設立
  2. SPCが自己資金(エクイティ)+銀行借入(シニアローン・メザニン等)で買収資金を調達
  3. 買収完了後、SPCと対象会社を合併(あるいは連結)し、対象会社のキャッシュフローで借入を返済
  4. 数年後に対象会社を再上場(IPO)または第三者に売却してリターンを回収

LBOの資金構造(典型例)

  • シニアローン:優先弁済権あり。買収価格の40〜60%程度
  • メザニンファイナンス:劣後ローン・優先株。買収価格の10〜20%程度
  • エクイティ(自己資本):ファンド出資分。買収価格の20〜40%程度

LBOに適した企業の特徴

  • 安定した高いEBITDAと強いキャッシュフロー創出力
  • 担保に供せる有形資産の多さ
  • 成熟した事業・ブランド・市場シェア
  • 削減可能なコスト構造(バリューアップ余地)

法務・実務上の注意点

日本では財務支援規制(会社法第462条・関連規定)に留意が必要で、買収後の合併によって対象会社の資産でLBO借入を担保する際は法的整合性の検討が欠かせません。また、LBO後に高いレバレッジが残存するため、金利上昇・業績悪化時の財務的窮迫リスクを事前にシミュレーションすることが重要です。

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