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システムDD

読み: しすてむでぃーでぃー 

システムDD(IT Due Diligence)とは、M&Aにおいて対象会社のITシステム・情報システム基盤・デジタル資産・サイバーセキュリティ態勢を調査・評価するデューデリジェンスです。近年、企業活動におけるITへの依存度が高まる中、財務DD・法務DDと並んでシステムDDの重要性は急速に高まっています。特にDX推進企業・SaaS企業・製造業の基幹システム評価において欠かせない工程です。

システムDDの主な調査領域

  • ITインフラ:サーバー・ネットワーク・クラウド環境の構成・老朽化状況・ライセンス
  • 基幹システム(ERP等):会計・販売・生産管理システムの機能・保守状況・ベンダー依存度
  • データ管理:顧客データ・知財データの保管場所・バックアップ体制・データガバナンス
  • サイバーセキュリティ:セキュリティポリシー・インシデント履歴・脆弱性管理・ISMS認証の有無
  • IT組織・人材:IT部門の規模・スキル・外注依存度・キーパーソンリスク
  • IT契約・ライセンス:ソフトウェアライセンス・SLA・保守契約の内容と引継ぎ可能性

システムDDの重要性が高まる背景

  • 2022年施行の改正個人情報保護法に基づく個人データ管理体制の評価
  • サイバー攻撃リスクの増大(ランサムウェア・サプライチェーン攻撃)
  • PMI後のITシステム統合コスト・期間の事前見積もりの必要性
  • SaaS・テック企業のM&Aにおける技術資産評価

実務上のポイント

システムDDで把握した課題(レガシーシステムの刷新コスト・セキュリティ脆弱性等)は、買収価格の調整(プライスチップ)や表明保証条項・補償条項の設計に反映されます。PMI計画においては、クロージング後のDay 1からシステム統合完了までのロードマップをDDの段階から策定することが重要です。

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