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ロングリスト

ロングリスト(Long List)とは、M&Aプロセスの初期段階において、FA(フィナンシャルアドバイザー)が潜在的な買い手候補(またはM&A売り手候補企業)を幅広く洗い出し、一覧化したリストのことです。通常20〜100社以上の候補を含み、その後のスクリーニングによってショートリスト(3〜10社程度)に絞り込まれます。

ロングリストの作成プロセス

  1. ユニバースの設定:対象業種・地域・規模・戦略的文脈を定義
  2. 候補の洗い出し:業界データベース・IR情報・M&A事例・FAのネットワークを活用
  3. 分類・整理:戦略的買い手(事業会社)・財務的買い手(PEファンド)・外資系・国内系等に分類
  4. 公開情報に基づく一次スクリーニング:財務力・戦略的適合性・規制リスク等で大まかに評価

ロングリストに含まれる情報

  • 企業名・本社所在地・業種
  • 売上高・EBITDA・財務健全性の概要
  • 戦略的文脈(なぜ候補として適切か)
  • 過去のM&A実績・投資方針
  • 潜在的な懸念点(競合リスク・規制リスク等)

ロングリストとショートリストの関係

ロングリストは「可能性の網羅」、ショートリストは「実行可能性の絞り込み」という役割を担います。売り手としてはロングリスト段階では相手に情報を開示しないため、守秘性を保ちながら幅広い可能性を検討できます。

実務上のポイント

ロングリストの質はFAのネットワーク・業界知見・データベースの充実度に依存します。初期段階で候補を広く取りすぎず、売り手の戦略・文化・売却理由に適合する候補を重点的に選定することが、後のプロセスを効率化します。また、競合他社へのアプローチは情報漏洩リスクを慎重に検討する必要があります。

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