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千葉県で不動産・建築トラブルに強い弁護士・法律事務所一覧
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不動産・建築の問題は、ひとつの契約だけで完結するとは限りません。土地・建物の売買、事業用物件の賃貸借、設計・施工、近隣対応など、複数の当事者と契約が絡み合うことがあります。
千葉県弁護士会も、土地・建物に関する相談例として、共有不動産の売却、売買契約の解約、家賃滞納、賃料の増減、雨漏りなどの施工不良、工事代金の未払いを挙げています。県内には宅地建物取引や住宅建築に関する公的相談窓口もあり、相談内容に応じて窓口が分かれています。
| 分野 | 想定されるトラブル |
|---|---|
| 不動産売買 | 契約解除、説明内容との相違、契約不適合、手付金や違約金をめぐる争いが生じます。 |
| 賃貸借 | 家賃滞納、賃料改定、原状回復、敷金返還、契約解除、建物明渡しが問題になります。 |
| 建築・リフォーム | 雨漏りやひび割れ、仕様の相違、工期の遅れ、追加工事代金、工事代金の未払いが争点になります。 |
| 共有不動産・境界 | 共有者間の意見対立、売却や利用の可否、境界、越境物、通行をめぐる問題が起こります。 |
出典:千葉県弁護士会「土地・建物」・千葉県「住まいの専門相談機関」
2025年4月1日から、原則としてすべての新築住宅・非住宅に省エネ基準への適合が義務付けられました。建築基準法に基づく確認対象も見直され、木造戸建住宅などの手続きや構造審査にも変更が生じています。
建築主や施工会社にとっては、確認申請の要否だけでなく、設計仕様、追加対応の費用、工期への影響を契約前に詰めておく必要があります。法令対応による設計変更を誰の負担とするのか曖昧なまま工事を進めると、追加工事代金や引渡しの遅れをめぐる争いにつながります。
2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続によって不動産を取得したことを知った場合、原則としてその日から3年以内に登記を申請する必要があります。
土地の購入や事業用物件の賃借を検討する企業は、登記名義だけで相手方を判断せず、相続の発生や共有者の有無、契約を結ぶ権限まで確認したほうが安全です。権利関係が整理されていない不動産では、売買や建築計画が途中で止まるおそれがあります。
出典:国土交通省「令和4年改正建築物省エネ法・建築基準法」・法務省「相続登記の義務化」
引渡し後に雨漏り、設備の不具合、土壌や地中埋設物などが判明した場合は、売買契約書、重要事項説明書、告知書と現況を照らし合わせます。契約不適合に当たるときは、補修、代金減額、損害賠償、契約解除などが検討対象になります。
通知や権利行使には期間の制約があります。現場を変更したり補修したりする前に、写真、動画、調査報告書などで状態を残しておくことが欠かせません。
賃借人に家賃滞納があっても、貸主が無断で鍵を交換したり、室内の物品を処分したりする対応は避けるべきです。契約内容、滞納期間、督促の経過を確認し、解除通知、交渉、訴訟、強制執行という手順を検討します。
反対に、突然の退去要求や大幅な賃料増額を受けた企業は、その場で同意せず、賃貸借契約と相手方の根拠を確認する必要があります。
建築トラブルでは、法的な評価と技術的な評価を分けて考えます。不具合があることだけでなく、その原因、補修方法、補修費用、契約図面や仕様書との相違を整理しなければなりません。
工事会社側が代金を請求する場合も、追加工事の指示者、合意した金額、作業内容を示せるかが争点になります。口頭のやり取りしかない場合は、メール、チャット、工程表、見積書、現場写真から合意の経緯を組み立てます。
出典:e-Gov法令検索「民法」・e-Gov法令検索「借地借家法」
不動産・建築トラブルでは、問題が見つかったことと、相手方に法的責任があることは別の話です。弁護士に相談すると、契約条項、法令、これまでのやり取りをもとに、請求の相手、請求内容、想定される反論を整理できます。
現場担当者同士の話し合いだけを続けると、合意内容が曖昧になりがちです。弁護士が関与すれば、補修の範囲、支払金額、期限、清算条項などを文書にまとめられます。交渉で解決できない場合も、調停、訴訟、住宅紛争審査会など、次の手続きへ移りやすくなります。
施工不良の原因や補修方法は建築士、賃料や土地価格の評価は不動産鑑定士など、別の専門家による調査が必要になることがあります。不動産・建築事件の経験がある弁護士なら、どの争点にどの調査が必要かを見極めながら進められます。
出典:千葉県弁護士会「土地・建物」・e-Gov法令検索「民法」
すべての資料がそろっていなくても相談はできます。ただし、契約の経緯と現在の状態が分かる資料があれば、初回相談で具体的な見通しを立てやすくなります。
弁護士費用には一律の金額がありません。事件の内容、請求額、交渉だけを依頼するのか、訴訟や強制執行まで任せるのかによって変わります。
見積もりでは、法律相談料と着手金だけでなく、報酬金、手数料、日当、鑑定費用、裁判所へ納める費用などの実費まで確認してください。相手方から金銭を回収できなかった場合の費用や、交渉から訴訟へ移る際の追加費用も聞いておくと、総額を判断しやすくなります。
無料相談を実施している法律事務所でも、無料になる時間や相談内容には条件があります。相談後の調査、書面作成、相手方との交渉まで無料になるとは限りません。
近さだけで決めるより、争点に合う経験があるか、説明と費用が明確かを優先したほうが判断を誤りにくくなります。
出典:日本弁護士連合会「法律相談」・千葉県弁護士会「土地・建物」
相談だけで終わる場合と、交渉、訴訟、強制執行まで依頼する場合では費用が異なります。不動産価格や請求額だけでなく、当事者数、鑑定の要否、現地調査の回数も費用に影響します。依頼前に、着手時、解決時、手続き移行時に発生する費用を分けた見積書を求めてください。
物件調査や施工状態の確認は、不動産・建築の専門家が適しています。一方、契約解除、損害賠償、明渡し、相手方との交渉など、法的責任と請求方法を判断する場面では弁護士への相談が必要です。施工不良では、弁護士と建築士の両方が関与することもあります。
交渉中の段階でも相談できます。むしろ、回答書や合意書を提出する前に相談したほうが、意図せず責任を認めたり、請求を放棄したりするリスクを抑えられます。契約解除や不具合の通知には期間が関係することもあるため、相手方の回答を待ち続けるのは避けたほうが安全です。
千葉県は、宅地建物取引業者が関わる土地・建物の売買や賃貸借の媒介に関する紛争について、事前予約制の無料法律相談を実施しています。ただし、消費者向けであり、騒音、日照、工事請負契約などは対象外です。企業間の取引や継続的な交渉を依頼したい場合は、法律事務所への相談を検討してください。