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パラレルマーケット

読み: ぱられるまーけっと 

パラレルマーケット(Parallel Market)とは、本来は1960年代のイギリスで形成された伝統的な割引市場(ディスカウントマーケット)と並行して発展した短期金融市場を指します。1年以内の短期資金の貸借が行われ銀行・金融機関間での資金取引が主体でした。

歴史的背景

1960年代のイギリスではイングランド銀行を中心とした伝統的な短期金融市場が存在していました。これと並行する形でパラレルマーケットが発展し、CD(譲渡性預金)市場やユーロダラー市場、銀行間貸付市場などが含まれていました。1980年代に金融自由化が進んだことで両市場の区別がなくなり用語自体も使われなくなりました。

現代における「パラレルマーケット」の意味

現在は主に以下の文脈で用いられます。

  • 外国為替:公式レートと異なる非公式な為替市場(主に外国為替規制のある新興国)
  • 証券:正規の取引所と並行して存在する非公式な取引市場
  • 商品:正規流通と並行する並行輸入・転売市場

企業法務での実務ポイント

外国為替規制が厳しい国への進出・事業展開においては、公式レートとパラレルマーケットレートの乖離に注意が必要です。パラレルマーケットでの取引は当該国の法令に違反する可能性があり、現地法律顧問との事前確認が不可欠です。海外子会社の資金送金・為替管理においても実務上のリスク管理が求められます。

パラレルマーケットリスクへの実務対応

外国為替規制が存在する国(ナイジェリア・アルゼンチン・エジプト等)において事業展開する日本企業は、現地でのパラレルマーケット(非公式為替市場)の存在を認識した上で財務管理を行う必要があります。現地法令に違反するパラレルマーケットでの取引を回避しつつ、公式レートと実勢レートの乖離による財務リスクをヘッジする戦略が求められます。現地法律顧問・会計士との連携が不可欠です。

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