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企業法務の用語集

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ブックビルディング

読み: ぶっくびるでぃんぐ 

ブックビルディング(Book Building)とは、株式の新規公開(IPO)や公募増資において機関投資家・個人投資家から需要申告を集め、その結果をもとに公開価格を決定する方式です。日本では1997年以降、入札方式に代わって主流となっています。

ブックビルディングの流れ

  1. 仮条件の設定:主幹事証券会社が機関投資家向けロードショーを経て価格レンジ(仮条件)を設定
  2. 需要申告期間:通常5〜7営業日間、投資家が申込数量と希望価格を申告
  3. 公開価格の決定:需要状況を分析し仮条件の範囲内で公開価格を確定(多くは仮条件上限価格)
  4. 配分・抽選:申込者への株式の配分・抽選実施
  5. 上場・取引開始:上場日に初値形成

価格決定の実態と制度改正

日本では公開価格が初値を大幅に下回るケース(公募割れ)はまれで、むしろ公開価格より初値が高くなるケースが多く、公開価格の「過度な値ごろ感」の問題が指摘されていました。東証は2023年以降、公開価格決定の柔軟化(仮条件の算定根拠の開示強化等)に向けた制度改正を推進しています。

企業法務での実務ポイント

ブックビルディング期間中は重要事実の公表・インサイダー取引規制への対応が特に重要です。ロードショーでの発言内容が有価証券届出書の記載と齟齬をきたさないよう、法務担当者によるスクリプト確認が必要です。

関連法令

金融商品取引法第4条(有価証券の募集・売出しの届出)、証券会社の株券等の引受け等に関する規則

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