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PO

読み: ぴーおー 

PO(Public Offering/公募・売出し)とは、すでに株式を上場している企業が行う公募増資(新株発行)や既存株主による株式の売出しを指します。IPOが初めての上場であるのに対し、POは上場後に追加的に行う株式の公開販売です。

POの種類

  • 公募(エクイティファイナンス):新株を発行して市場から資金調達する。既存株主の持株比率が希薄化するが企業に資金が入る
  • 売出し(セカンダリーオファリング):大株主(創業者・VC・親会社等)が保有株を市場に放出する。企業には資金が入らない
  • オーバーアロットメント付きPO:想定売出し数量を超える需要に応じるオプション付き

POが株価に与える影響

公募増資は既存株主の持株比率希薄化需給悪化(株式供給量増加)をもたらすため、発表直後に株価が下落するケースが多いです。一方、調達資金を有望な事業投資に充てる場合は中長期的に株価上昇につながることもあります。

企業法務での実務ポイント

POにあたっては有価証券届出書の提出・目論見書の作成が必要です。ロックアップ(売出し後一定期間の追加売出し禁止)条項を設定することで上場後の需給安定を図ることが一般的です。インサイダー取引規制に基づく情報管理体制の強化も必要です。

関連法令

金融商品取引法第4条(有価証券の募集・売出しの届出)、同法第15条(目論見書の交付義務)

POにおけるロックアップ条項の重要性

PO実施後の需給安定のため、売出人(大株主)に対してロックアップ条項(一定期間内の追加売却禁止)が設定されます。通常180日間の拘束が一般的ですが、主幹事証券会社の同意があれば解除可能です。ロックアップ解除後の大株主による売却は株価に大きな影響を与えるため、IR上の丁寧な事前説明が求められます。ロックアップ条件は有価証券届出書への記載が義務付けられています。

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