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企業法務の用語集
時価総額(Market Capitalization)とは、上場企業の「株価 × 発行済み株式数」で算出される数値であり、その時点での企業の市場評価額を示します。企業の価値を測る最も基本的な指標の一つです。
株価が2,000円、発行済み株式数が1,000万株の場合:
時価総額 = 2,000円 × 1,000万株 = 200億円
IPO時の公開価格決定では、類似上場企業の時価総額・EV(企業価値)との比較(類似会社比較法)が主要な評価手法として用いられます。PER(株価収益率)・PSR(株価売上高倍率)等の指標と組み合わせて適正な公開価格レンジが設定されます。
時価総額は上場市場の区分要件(プライム・スタンダード・グロース)にも影響します。東証プライム市場への上場・維持には時価総額100億円以上等の基準を満たす必要があります。また、時価総額が一定水準を下回った場合の上場廃止基準にも注意が必要です。M&A・TOB(公開買付け)における買収価格の算定基準としても時価総額が参照されます。
東京証券取引所有価証券上場規程(上場審査基準)、金融商品取引法(公開買付け規制)