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想定発行価格

読み: そうていはっこうかかく 

想定発行価格とは、IPO(新規株式公開)において目論見書(仮目論見書)に記載される新規発行株式の予定価格のことです。上場承認前の段階で主幹事証券会社と発行会社が協議して設定する仮の価格であり、正式な公開価格決定前の参考価格として機能します。

想定発行価格の役割

  • ブックビルディングの仮条件算定の基準:想定発行価格を中心に、上下10〜20%程度の幅で仮条件(価格レンジ)が設定される
  • 投資家への価格参考情報の提供:目論見書に記載されることで投資家が購入の判断基準として参照できる
  • 需要申告(ブックビルディング)の前提条件:仮条件が想定発行価格から大きく外れた場合、訂正目論見書の作成が必要

想定発行価格から公開価格決定までのプロセス

  1. 想定発行価格の設定(仮目論見書への記載)
  2. 機関投資家向けロードショーの実施
  3. 需要状況を踏まえた仮条件(価格レンジ)の設定
  4. ブックビルディング(需要申告)の実施
  5. 公開価格の決定(仮条件の範囲内)

企業法務での実務ポイント

想定発行価格は有価証券届出書・目論見書への記載が義務付けられており、価格設定の根拠(類似会社比較・DCF法等)についても開示が求められます。想定発行価格と最終的な公開価格が大幅に乖離した場合は訂正届出書の提出が必要です。法務担当者は主幹事証券会社のバリュエーション算定プロセスと開示内容の整合性を確認する役割を担います。

関連法令

金融商品取引法第13条(目論見書の記載事項)、企業内容等の開示に関する内閣府令

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