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即日現金預託規制

読み: そくじつげんきんよたくきせい 

即日現金預託規制とは、新規上場株(IPO)において上場初日に売り注文より買い注文が圧倒的に多く初値がつかなかった場合に、証券会社が買付代金を当日(即日)徴収する規制のことです。通常の株式取引では受渡日(T+3)に代金を支払えば良いところ、即日の資金拠出が求められます。

即日現金預託規制の目的と効果

即金規制と同様に、IPO初日の過度な投機的買い注文を抑制し需給の落ち着きを促すことが目的です。即日の代金徴収により、資金準備のない投機的な注文が実質的に排除されます。

  • 買い手の数が大幅に減少し、需給が均衡しやすくなる
  • 初値形成が促進される(ただし過度に急落するリスクもある)
  • 証券会社の決済リスクが低減される

即日現金預託規制と即金規制の違い

  • 即日現金預託規制:証券会社が主体。個別の証券会社が判断して実施する場合がある
  • 即金規制:証券取引所が主体。取引所が銘柄指定して実施する

実務上は両者が連動して実施されるケースが多く、投資家への影響はほぼ同様です。

企業法務での実務ポイント

IPO実施企業にとって、上場初日に即日現金預託規制が発動することは初値形成の長期化を意味し、投資家心理に影響を与えます。主幹事証券会社との間で、公開規模・公開価格の設定が適切かどうかを事前に十分検討することで規制発動リスクを最小化することが重要です。

即日現金預託規制の実務的な対応

即日現金預託規制が発動された場合、一般投資家は注文を出すと同時に購入代金の全額を口座に保有している必要があります。資金手当てができない場合は実質的に買い参加が困難となります。IPO参加を予定する場合は、上場直前から一定の現金を証券口座に確保しておく資金管理が重要です。なお、規制発動の有無は各証券取引所・証券会社のウェブサイトで確認できます。

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